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人造美女は可能か? 人造美女は可能か?
(2006/08)
慶應義塾大学出版会
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2005年12月16日に慶応技術大学文学会館で行われたシンポジウムを元に、
精鋭の10名が美女たちの魅力、神秘、歴史、誕生に迫ろうと、
文学における自身の専門分野からあますところなく論じた人造美女解体新書。

本来、アタマでっかちに悶々とするより、
自分の感性で、気の向くままになんとなく、ぼんやりと
ときめきだけを信じて、生きて行くのが楽しいけれど、
この執筆陣を見れば、買わずにはいられませんでした。

まだ、最初から読んでいないのですが、
おすすめして買っていただいた方から
「宝野アリカさんの文章、涙するわよ」と感想をいただき、
先にアリカさんのところだけ、読みました。

「すべての少女の始まりが「アリス」であるとしたならば、
私がこれまで試行錯誤を繰り返し、
描こうとし歌おうとしてきた少女たちの姿は、
真っ当で、この上ない美と純潔とそして高慢を湛える存在であるはずだろう」

こんな文章から始まる、宝野アリカさんの少女として生きるために
戦い続けてきた様を、論文形式でかたる文章。

文学作品などを比較検討されるのも、意義あることだとは思いますが、
自身が少女として生きようと試み、
勝てるはずのない巨大な何かと戦うようにさえ見える姿は、
胸をうたれるものがあります。

理想の少女像が心の奥にあって、
それを大事に守りたいがゆえに傷ついたり、
遠回りしてしまったりする。

そういう気持ちを感じたことのある方には、
ぜひ、一度、読んでいただきたいすばらしい文章でした。

「幸せの代償」に、薔薇色のリボンをかけられるように。

昨年のいつごろだったかに、
とても嬉しいお話が舞い込んできました。

いつ、形になるのかと、楽しみにしていたご報告が、
先日、届きました。
それが、こちらのご本です。

しあわせについて しあわせについて
日本文学館編集部 (2007/01)
日本文学館
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「あなたは今、しあわせですか?
あなたのしあわせは、何ですか?」

作家が見出した自分の幸せを語るオムニバス本。
その1Pに、長く、私が心を寄せてきた作家さんの文章が
掲載されているのです。

青羽沙月さん 「幸せの代償」という文章を寄せておられます。

「混沌と猥雑さ、喧騒に満ち満ちたこの世界」の中で、

「雑貨屋のショーウインドウに並ぶ鳥かごのオブジェ、
アンティークカメオを模した優雅な装身具、
古本の色褪せた頁の上で綺羅星のように煌めく美しい言葉、
西洋古楽の古雅な旋律、
ヴィクトリア時代の薔薇や天使をあしらった
上品な色合いの絵葉書や栞。」

に救いを求めるかのようにそれらを愛する彼女の姿が、
作品を通して、伝わってくる切ない文章。

美しいものを愛すること。
ここまで徹底して、愛さずにはいられないということは、
美しくないものが氾濫しているからではないか。
大事にされてきたアンティーク、
優しい気持ちになれるようなものたちは、
傷ついているからこそ、尚のこと、求められるのではないか。
傷を持っていること、優しくありたいと思うこと、
矛盾しているととられることが、同等の価値をもって存在する
人間の精神の難しさ。
そういうことを、彼女の作品からいつも感じる。

「自分の幸せが何か知っているのも、
自分を幸せに出来るのも結局は自分だけなのだと私は思っている。
物も情報も洪水のように氾濫して飽和状態の今、
自分が真に求めるものが明確に分かるのは、幸せなことのはずだ」

と、彼女は展開する。
そして、その代償として「底無しの深い孤独」に、
つながってしまうことを語る。

「底無しの深い孤独」に辿り着くからこそ、
人としての優しさや、美しさを手に入れることができたり、
芸術作品が生まれてくるのだと、私は思う。
人が生まれてから、受けてきた優しさ、痛い傷み、
そういうものは、みんなそれぞれが違うから、
「底無しの孤独」に辿り着いたとき、
その孤独は、他の誰にも手に入らない、
自分だけの孤独であるはず。
ならば、その孤独を、自分のものとして何かを表現できたら、
自分だけの孤独も、少しは愛せるようになるのではないか。

「   」の中の言葉は、青羽さんの文章をコラージュしたものです。
美しい言葉をコラージュみたいに引用して、
感想文みたいに思うことを書いてみました。
本当の彼女の主張と、私の感じたことは、
違っているかもしれません。
彼女の思いを、ゼヒ一度、原文で読んでみてください。
そして、発売が予定されている著書も、
どうぞご期待ください・・・・

もちろん、詳細情報が入りましたら、
ご紹介させていただきます・・・・・


気になる本

コッペリア コッペリア
加納 朋子 (2006/07/12)
講談社
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探せばあるんですね~・・・・お人形愛の本。
コッペリアは、私はまだ読んだことがありません。
図書館、入ってるかな~。
最近、蔵書量増えすぎなので、もっぱら図書館で借りて、
気に入ったものだけ買うようにしています。

↓は、全部とってもお気に入りの人形との恋のお話のご本たち。


人でなしの恋 人でなしの恋
江戸川 乱歩 (1995/10)
東京創元社
この商品の詳細を見る




私が持っているのは創元社のだけど・・・。
今は絶版みたいで、こちらの上下巻ものしかありせんでした~

未来のイヴ 上巻 (1)

未来のイヴ 下巻 (3)


↓こちらも名作の古典!

砂男 無気味なもの―種村季弘コレクション
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